2007年11月15日木曜日

タワーマンション・ライフ(21)楽しみな中之島線



住居を定めるのに、交通の便が非常に大切なことは論を待たないが、便利であればいいというものでもない。アメリカでは、鉄道の駅ができれば地価が下がるのだそうだ。それは、人通りが多くなり、安全性が損なわれるというのが大きな理由だけど、日本では一般的に駅に近いほど価値が上がる。

戸建であれば、駅の正面などに建っていることはまれなので、もっぱら駅やバス停から何分かかるかが問題だけど、マンションは駅まで徒歩1分とか、駅と歩道橋で繋がっていたり、駅そのものがマンションと一体になっているものさえある。これまで見たなかでは、宝塚駅の駅一体型のマンション、芦屋や高槻などの駅前マンション、難波の駅上マンションなどは、魅力的だった。

将来を買うという意味では、これから整備されることが決まっているエリアが魅力的だ。以前買った堂島のマンションの購入時にも、近く中之島に文楽劇場などの建設が計画されていますとパンフレットに書いてあったので、期待していたけど、2、30年経過した最近になって、ようやく別の形で整備されてきた。従って、将来の構想などは、建設に取り掛かったら早いけど、構想のうちは性急さを期待をしてはいけない。

購入時はひどい環境だったけど急速に整備される場合もあり、その時は予想が当たって大成功だと思うべきだ。実は、マンションを購入するにあたってこれがいちばん楽しみだ。

今、住んでいるマンションも、元は冷凍倉庫だったし、周辺はお世辞にもきれいと言えない場所だった。近年、中之島西部地区の整備が進み、少しずつ改善されているが、まだ倉庫や駐車場がたくさん残っている。

ここにきて、地域整備の決定打となる京阪電鉄中之島線の工事が行われている。着工までにずいぶん時間がかかったけど、工事は着々と進んでいる。今は、トンネルや駅の工事が終わり、埋め戻しをしている最中だ。開通は20年の予定だったけど、今日、インフォメーションセンターで聞くと、21年の春になるそうだ。

我が家から、堂島大橋を渡ったところに「中之島駅」ができるので、京都まで一直線で行ける事になる。そうすると、秋の京都なんかにすぐに出かけられるということで、非常に楽しみだ。それに、駅周辺の駐車場や倉庫などの敷地の価値がぐっと上がるだろう。その場所に、どのような施設ができるのか、期待しているので企画担当の方、失望させないように頼んまっせ。

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