2007年11月18日日曜日

タワーマンション・ライフ(22)玄関はやっぱりマンションの顔




建設する場所に応じてさまざまに工夫されたマンションの形やデザイン、配置図などを見るのは、設計者やデザイナーの苦心の跡が見えて楽しいものだ。特に、玄関からロビーに続き、エレベータホールへの流れは住む人が毎日使うし、友達を呼ぶに際しても、そこでの生活を印象づけるものなので、やっぱりカッコ良いように作って欲しいものだ。

しかし、最近のマンションを見ても、あまり感動するようなマンションにお目にかかっていない。ボクの住んでいるマンションのあまり金をかけずにあっさり作られていて、ゴチャゴチャしているよりましかも知れないけれど、あんまり上等にはみえない。

得に問題なのは、これだけ戸数の多いマンションであるにもかかわらず、車寄せがないことだ。タクシーでマンションに帰ったときなど、「どこに停めるんですか?」ってな感じだ。友達にクルマで送迎してもらうときでも同じような状況になる。自分の車をちょっと停めて家族を先に降ろすとか、クルマで待っているときも、交通量が多い道路に停車するのは、すごく神経を使う。なんたって、玄関の前は四つ角で、一方は「あみだ池筋」という幹線道路であり、もう一方は細いけれど中央市場に行き来するトラックが頻繁に行きかうのだ。

もちろん、居住者のクルマに同情していた人は、敷地内の駐車場に向かう車両の入り口の方に、人や自転車の出入り口があり、ゆっくり停車できるんだけどね。玄関から、訪問先のコールをして、居住者の室内にあるインターフォンから玄関の自動ドアの開錠を行い、マンションに入ると、あまり大きくないロビーがあり、管理人室がある。このあたりの造りもそれほど豪華ではないが、石風のタイルで作られており、それほど不満はない。

ロビーに椅子を置いてあるマンションがよく見られるが、子供がたむろしたり、タバコを吸う人がずっと座っていたり、あまり使い道がないと思う。このマンションでも、管理組合で「椅子をおいてはどうか」という提案が出されたけど、採用されなかった。最近のタワーマンションには、キッズルームやシアタールームなどの施設が装備されたところもあるが、ボクはあまり必然性を感じない。プールやジャグジーつきのマンションもあるけど、ここでは道路を隔てた公園に市営の温水プールやフィットネスセンターなどがあるので、それを使った方が、本格的な利用ができる。マンションの中にいろいろな設備があると、その管理費の負担が大きくなるし、故障をすれば修繕費がかさむし、利用ルールを守らない住民への対応が問題になるなど、面倒が増えるだけだ。

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