2007年12月16日日曜日

タワーマンション・ライフ(37)孤立した建物の素敵さ


タワーマンションの最大のウリが眺望だとしてたら、そのマンションがどこに建っているのかは大きな問題だ。

ほとんどの場合は、都心にある訳だから、周りに高層ビルや高層マンションが多く建っている可能性も多い。

しかし、できることなら目も前に同じような高層ビルや高層マンションが建っていて視界を妨げられるのはうれしくない。

マンションを購入するときは、絶対考えておかねばならないことは、自宅の眺望の方角に後から高層ビルが建たないこと、建つとしたらどこに、どれくらいの高さになるか、予想できる限り考えておく必要がある。

いくら入居時にすばらしい眺望を得られたとしても、そのうち、同じような高層マンションが目の前に建設されたら、すごいショックだ。あらかじめ、分かっているなら、残念!と思うだけだろうが、今まで広がっていた眺望がまたたく間に閉じられ、向かいの高層マンションのベランダに置き換わったときのショックはとっても大きい。

都心にあって、孤軍奮闘という高層マンションが一番いいんだけど、これが、なかなか難しい。こればっかしは、自助努力でどうすることもできないのだ。

例えば、ベランダの向かいに何も障害物がないのが最高で、できれば、海や山やネオンの海などがドカーンと見えるのがいい。その次としては、公園や川や海のようにほとんど建物が建設される可能性がない方角がいい。一般道路や高速道路も後から建設はされないかも知れないが、音がうるさい。

既にマンションの周りに建物がある場合は、できるだけ、その建物をクリアできる高さのフロアを探すべきだ。ボクなんか、ベランダの向かいにビルやマンションが立ちはだかるのは、ぜ~~ったいヤだから、もし建つと分かったら自宅を売り払って直ぐに出て行くと思う。

ま、写真で見るようにボクが住んでいるマンションは、南側に堂島川があり、北側の大きな下福島公園に挟まれた土地で、孤軍奮闘という状況だから、その点ではかなりまれな場所に位置している。少なくとも、公園や川の中に巨大な建物が立つことは、あり得ないからだ。それに、西側は駐車場の建物を含む自分たちの共同所有地だ。東側は道路ではあるが、その向かいに高層ビルが建つ可能性はある。しかし、その方向は、自分のマンションの避難用のベランダ側で実質上十戸は1軒もないし、朝の日光をさえぎられる可能性もないので、非常にうまい配置だと言える。

しかし、今後、下福島公園の向こう側の日産販売大阪本社の跡地には50階建てのマンションの建設工事が始まったし、堂島川を挟んだ中之島エリアは、今は駐車場なので、遅かれ早かれ50階建てくらいの高層マンションなどが建設されるだろうことは、明らかだ。

例え、その場所に高層マンションか高層ビルが建ったところで、ベランダから100メートルくらい離れているから、大きく眺望を妨げられることはないだろう。

将来まで、眺望と言う、入居者の宝物を失わないで済むかどうかを、可能な限り想像しておくことは大切だと思うよ。

0 件のコメント: