2007年11月5日月曜日
タワーマンション・ライフ(10)災害時は、あきらめましょう
タワーマンションで気になるのは、やはり地震や火災などだが、最近のマンションは免震構造やセキュリティ対策などをやたら謳っている。先にも述べた通り、高層だからと言って、地震をことさら恐れる必要はないだろうと思う。なぜなら、地震によって、高層の建物がが危なくて貞操なら無事だなんてことは、一概に言えないと思うからだ。それよりも、高層建築がひしめく地域が危険なのであって、下を歩いている人にガラスの破片が降り注ぐというような事故も発生する可能性が高い。これは、マンションだからでなく、高層ビルやその周辺はいずれにしろ危険なのだ。
ただし、火災は怖いと思う。まず、逃げ場がない。非常階段は、防火扉が設置されているが、大勢の人が押し寄せたとき大丈夫だろうか、とか、ものすごい煙が吹き上がり煙突のようになるんじゃないかとか考えてしまう。最大の問題は、消防車のはしごが届かないことだ。しかし、これらはいずれもマンションだけの問題でなく、どんなビルでも起こりうる問題だ。また、タワーマンションだけでなく、マンション火災は一概に危ないのだ。それでは、木造住宅は安全かというと、地震にも火災にもマンションより脆弱だとも言える。
阪神大震災の時など、マンション内で死亡した人より、一般住宅で屋根の下敷きになったり火災にあったりして死亡した人の方が多いのではなかろうか。(ご存知の方がおられたら、教えて欲しい)
いずれにしても、近くに避難する場所があることがより重要ではないか。
ボクの入居しているマンションは、幸い、玄関から数メートルの場所に相当広い下福島公園があり、非難には楽だと思われる。
タワーマンションにおける火災に対する心配は解消しないが、10階建てのマンションでも同じように心配だと思う。飛び降りて助かる階数は4、5階あたりが限度ではないだろうか。しかし、タワーマンションは、横へ逃げる場所が少ないので、煙に巻かれる可能性は高いかも知れない。タワーマンションでは、上下の階に逃げることになるだろう。マンション火災では、1つの住戸から出火したとしても、普通、直ぐ上の住戸に延焼することはあっても、大火になるとは思えないが、まあ、火災が起これば逃げ場を探してがんばるしかないね。
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