2008年3月29日土曜日

タワーマンション・ライフ(56)まもなく朝日放送が



散歩の途中で、変な団体を見たよ。

ぬいぐるみや舞台の背景やマイクやテレビカメラなどを持った一団が、玉江橋の上を何回も走っていた。

「はい、ではもう一度、走ってください。」とマイクで叫んでいる女性プロデューサらしき人がいる。

近くに、ミキシングをやっている人がいたので、テレビ番組かなんかの撮影だろう。

多分、「新社屋に職員みんなが移ります」という自社コマーシャルに使う映像だね。

2008.5.1追記
やっぱりそうだったよ。
http://asahi.co.jp/new/newoffice/01.asx




近くでは、「ほたるまち港」と思われる船着場に階段を設置する工事などを行っていて、街開きが間近に迫っていることが感じられる。

また、川べりの遊歩道を今までこの辺りで見かけなかった背広姿の若者らが、やたら増えてきた。

静かだった街はずれが、一気に街の中心街に変わったような雰囲気で、うれしいような、うっとうしいような、不思議な気持ちだ。

しかし、これがきっかけになって、散歩がもっと楽しくなれば、それはそれで面白いと思う。

また、散歩の途中で、いろいろと遊び場や喫茶店などが増えると、いままでの寂しい散歩よりいいだろうね。

これまで散歩していて、一休みする場所が少なかったのが不満と言えば不満だったからね。

でも、遊歩道の途中に設置してあった木製のベンチに腰を下ろして、川風を浴びながら缶コーヒーを飲むのも、それはそれでオツなもんだったけどね。

2008年3月28日金曜日

タワーマンション・ライフ(55)船着場なんて粋なこと

普通、マンションに船着場が関係することは珍しいだろうけど、さすが大阪という感じがしないでもない。

今日、地下鉄天満橋駅から地上に出ると、「八軒屋の船着場完成の前夜祭をやってます~。」との呼び声に惹かれて、ちょっと覗いてみた。

以前から八軒屋の船着場を整備していることは知っていたが、ようやく完成したんだな。




ボクは、ロマンチックな船着場を想定していたんだけどなあ。

なんたって、「森の石松が八軒屋で船に乗って~」、確か宇治だったかに向かうんだよね。

だから、ボクのイメージしていた船着場は、松林に時代風な団子屋とか茶店が軒を連ねているような感じなんだけどなあ。

見てみると、やたら機能的な金属製の手すりとコンクリートを使った船着場で、ロマンチックさはゼロ。

ちょいと雰囲気が感じられるのは、対岸に咲き乱れるであろう桜並木と提灯で飾った屋形船だ。



歴史的に見ると、平安時代には、京都の貴族が淀川を船で下り、この八軒屋で陸に上がって熊野詣でに向かったそうだ。

「東海道中膝栗毛」のヤジさん、キタさんの大阪の旅もここから始まった。

江戸時代の30石船は、なんと1日320便もあり、9000人が利用していたというから、ものすごい賑わいだったらしい。

「八軒屋」という名前は、江戸時代に8軒の船宿が並んでいたことから、そう呼ばれるようになったそうだ。

また、ここから大阪城はすぐ目の前だし、この船着場かもう少し上流の「大阪城港」で降りて、大阪城に散歩に行くなんていいねえ。

ボクのマンションからだと、川向いの「国際会議場港」という名前だったと思ったけど、この船着場から乗船して、船内でコーヒーを飲みながら大阪城港に行けるということだ。う~、実現すれば粋だね。



その「国際会議場港」は、だいたい写真のような船着場だけど、これは臨時の工作物だと思っていたので、デザイン云々と言わなかったんだけど、「八軒屋港」を見ると、ほとんどそのままのイメージじゃん。

ということは、現在、中之島駅工事後の埋め戻しで遊歩道も含めて再建中だけど、あまり素敵なデザインの港は期待できないね。ひょっとしたら、取り除いた港をそのまま使うかも知れないね。

そして、この上流は朝日放送の新社屋などがある例の「ほたるまち」で、名前も多分「ほたるまち港」になるだろう。



で、この上流が既に存在している「淀屋橋港」かな。じっくり見たことはないけど。。。
でも、考えてみると、淀屋橋港は堂島川でなく、土佐堀川だから、中之島の反対側になり、これは別のルートだね。


いずれにしろ、これまでは既存の橋の橋脚が低くて船を通すのを諦めていたようだけど、こう港がじゃんじゃん作られると言うことは、船の定期運航をはじめるつもりなのだろう。

大阪府さん、頼むから定期船の運航を実現してね。

2008年3月24日月曜日

タワーマンション巡り(4):N4タワー



今日は、いい天気だったので、リハビリを兼ねて散歩に出たついでに、中之島4丁目に建設中のタワーマンション「N4タワー」のモデルルームを訪ねた。

月曜日と言うこともあって、見物客は少なかったが、夕方になると契約などに来る人が増えてきた。

ここでは、最近のモデルルームの定番である映像による説明があったが、中之島周辺の建物を地図上にクリスタル(プラスチックだろうけど)で作られた模型が光に照らされて、その向こう側に映像を表示して解説を行うと言う趣向もあった。

やはり、「中之島4丁目」という場所をすごく意識させる手法を取っている。

確かに、ボクが現在住んでいるマンションを購入するときに比較したのが、当時中之島3丁目に建設中のマンションであり、ほぼ購入する手はずまで進んでいたが、現在のマンションと比較して後、結局、背が高くて広い方を選んだんだけど、北区中之島3丁目という地名にはすごい魅力を感じたものだ。

当時でも、「中之島には、もうマンションなど建設されないのではないか」と思ったし、その時の販売員もそのように説明していたものだ。

その後、実際に建設されたのは「グランスイート中之島タワー」だけで、他には小規模な賃貸マンションができたのみだった。

ところが、ここに来て、今秋の京阪中之島線の開業が迫る中、中之島4丁目の開発が一気に進み始めた。

ここにあった、日立造船本社ビルや日本生命中之島研修所が既に解体され、扇町高校も3月末で解体されるとのことだ。

日立造船本社ビルの跡地には、良くウロウロしているボクが気づかなかったくらいすばやく、小ぶりの商業ビルが建っていたが、その奥にこの「N4タワー」が建設される。



付近の堂島川の向かいでは、大阪大学医学部跡地に建設中の朝日放送(段ボール・ビル)と、オリックス不動産の50階建てマンションなどの大規模な開発がほぼ完了している。この街を「ほたるまち」と呼ぶことになったそうだ。

今まで、このあたりは、梅田に近い割に古びた建物が多かったんだが、この1、2年で古いビルなどの建物が進み、風景がほぼ一新されるくらいの激しい変化が起きている。

特に中之島3丁目(新築の関西電力本社ビルやツインタワーとして建設が予定されている朝日新聞大阪本社などが存在する)と4丁目(市立科学館、国立近代美術館、阪大中之島センターなど)は、これまでの街が全面建替えの様相だし、中之島5丁目も(府立国際会議場、住友病院は建設済み、リーガロイヤルホテルが改築の予定)ほぼ一新される。全然わからんのが中之島6丁目だけど、これは中之島駅の完成後のことだろう。

確かに、中之島4丁目付近は、歴史的にも、街としても、とても素敵な場所であることは間違いないのだけど、問題は住み易いかどうかだった。ビジネスを目的とした利用には抜群にいいんだけど、これまでは、買い物をするには、梅田のデパートや地下街か、隣の野田駅前のスーパーに行くしかなかった。ところが、近くの「ほたるまち」にスーパー「ピーコック」が近いうちに開店するほか、中之島4丁目エリアにもショッピングができる商業ビルが建設されるそうだ。



そうなると、マンションの立地としては、地域のステータスもあり、販売価格も4~5千万円あたりが中心でまずまずリーズナブルだと思う。駐車場も普通車で月額2万3千円からということなので、これはこの辺りとしては安い方だろう。

何しろ、大阪のど真ん中で、様々な公共施設が林立しており、川面に囲まれた緑の遊歩道もあるような、非常に狭く限られた数のマンションしか建たない中之島に、自分の城を持てるのは気持ちがいいはずだ。

しかし、このマンションの上層階はめちゃ高価で、先日、テレビでもマンション訪問の番組に取り上げれられていたが、約4億円だった。

その部屋には、なんと寿司カウンターがあり、リーガロイヤルホテルから寿司職人が造りに来てくれるそうな。ま、そんな使い方もできる場所だと言うパフォーマンスだろうけど、それが可能な場所は大阪にはそんなにないと思われる。

右の写真は、34階建て「N4タワー」の完成予想図だ。(建設が終わったら、自分で写した写真に取替える予定)

そんなわけで、ボクにとってもとても魅力的なんだけど、環境をほぼ共通化している我が家と取り替える意義があるかどうかは、ちょっと疑問。もし、住み変えをするなら京都がいいかもね。新しい京阪中之島線ですぐここに来れるんだし。。。

何にしろ、近くにショッピング施設ができるのは、近くのマンションに住むボクにとっても、めちゃうれしいよ。

2008年3月22日土曜日

タワーマンション・ライフ(54)中之島駅完成間近か



大阪で、今年開通する新線としては、「JRおおさか東線」「京阪中之島線」「阪神なんば線」と三つもあるが、先日まで掘りまくっていた京阪中之島線の工事もようやく終息に向かい始めたようだ。

我が家の目も前で工事を行っていた中之島駅の建設現場でも、ほぼ埋め戻しが終わり、引き続いてリーガロイヤルホテルとの連結、大阪国際会議場との連結のための地下道の建設が行われている。

また、先日書いたように、堂島川沿いの仮遊歩道も撤去され、本格的な遊歩道整備にも取り掛かった。

時々、中之島線工事現場の見学会が開催されていたけど、ボクが参加する機会は失ってしまった。

そこで、あるサイトから完成した中之島駅の写真を借りた。



で、今日、中之島線が全通し、これまでの京阪本線との「レール締結式」が行われた。これから、内装や出入り口の建設に取り掛かり、夏には試運転がはじまるそうだ。(写真は、asahi.comより)



ただ、この線の課題は、御堂筋線と交わらないので、梅田まで行くのに不便なことだ。また、中之島駅にしても、どの線にも繋がらない単なる末端の駅でしかなく、ターミナルになるとしても、かなり先のことだろう。

これは、中之島高速鉄道株式会社が発表した中之島駅の完成予想図。



しかし、周辺には、広い敷地が多いので、かなり立派な建築物が建つであろうことは間違いない。

実際、中之島4丁目には、N4タワーという34階建てのマンションが建設中だし、扇町高校も4月には取り壊されて民間に売却の予定だし、京阪本社の入居する50階建ての商業ビルも建設が予定されているそうだ。

また、中之島駅を西九条まで延長し、阪神電車と接続する構想もあるそうだ。

2008年3月20日木曜日

タワーマンションライフ(54)ん?停電だって?


どこのマンションでも、設備の定期点検は大切だけど、タワーマンションでは停電と聴くとギクッとする。

もちろん、エレベータが止まることが最も怖いからだ。

そのエレベータに乗ろうとしたら、「停電のお知らせ」という恐怖の案内が張ってあった。

深夜ならまだしも正午から3時間とあるので、ボクなんか気をつけないといけない。

確かに、夜のほうがよさそうだけど、共用部分の照明が全部消えるほうが問題だな。

そのほかに、停電に伴う注意事項は以下の通り。

・エレーベータは使用できない。(非常用は除く)
・断水する。(給水ポンプ停止のため)
・給湯器は使用できない。(断水によるガス漏れの恐れ)
・テレビが見えない。(共聴設備が停電のため)
・駐車場が利用できない。
・インターネットが利用できない。
・玄関のインターホンが利用できない。

ひゃ~、えらいこっちゃ。

ボクは、この時間帯に外出することにした。

今日も、こんな案内が来ている。

・4月1日、2日に、玄関扉の枠の塗装のお知らせ

・水道メータ取替え工事のお知らせ

まあ、自宅待機などを要請されたりするため、住民にとっては面倒なものだけど、このように管理が緻密に行われていることに感謝すべきだろうね。

2008年3月16日日曜日

タワーマンションライフ(53)黄砂の季節



今年も黄砂の季節がやってきた。

中国製造の毒餃子事件の決着をウヤムヤにして国民の疑惑が消えないので、日本人の感覚として黄砂までもが憎くなってしまう。

タクマラカン砂漠などからの砂と、工業化の進む中国の工場から出された汚染物質も混じっているけど、マスコミはほとんど無関心を決めている。

おまけに、中国は、モンゴル、日本、韓国との間で計画されていた黄砂の監視プログラムを開始する予定だったが、最近これから離脱した。中国は、今後収集する情報を「国家機密」であるとし、他国と共有しないと述べていて、どうも身勝手に聞こえてしまう。

こんな状況だから、気候は小春日和になってすっかり春らしくなってきたのに、どういう訳かあまり心が晴れない。

大阪市街もご覧のようにどっぷりと黄砂に覆われ、高層階から眺めると一段とそう感じる。


2008年3月11日火曜日

タワーマンション・ライフ(52)わっ、リハビリコースが。。


ようやく暖かくなったので、「いざ野外のリハビリを」と意気込んで出かけたのだが、いつも散歩に利用している中之島遊歩道が通行禁止になっていた。

長かった京阪電鉄中之島線の工事も埋め戻しが終わり、そろそろ遊歩道の整備にかかるだろうと思っていたので、あまりショックではないけど、せっかくいい季節になってきたので、ちょっと残念。

しかし、川向いの遊歩道は狭いながらも、ゆったりと歩けるから、まあ、いいとしよう。



それはそうと、その遊歩道を少し川上に上ったところに、ようやく朝日放送のビルが完成した。この付近には、オリックスの50階建て高層マンションや慶応義塾大学の関西拠点を設置する予定のビルなどが立ち上がり、おおよその街の形が整った。

川を挟んで大阪大学の中之島センターも活動を開始しており、後は、京阪中之島線の開通と川沿いの遊歩道を整備すればできあがり、という感じになっている。

まあ、今年の秋には、カッコいい中之島の姿が現れるだろうと楽しみにしている。