2008年2月10日日曜日

タワーマンション巡り(3):シティタワー西梅田


いつも気になっているマンションの1つが、自宅から良く見える住友不動産の「シティタワー西梅田」である。建設予定のモデルールームを見に行って以来、もう数年になるが、完成したら一度は見ておきたいと思ったのだ。

今日は、昨日の雪景色と打って変って、なごやかないい天気なので、リハビリを兼ねて見に行ってみることにした。

ボクの住むマンションから、少し距離はあるのだが、ボクのマンションの横から赤バスに乗ると、目的のマンションのまん前に着くから、歩く距離はほとんどないのだ。

「シティタワー西梅田」のマンションの入り口から一歩入っただけで、普通のマンションと違うことがはっきり分かる。これまでのマンションのイメージでなく、完全にホテルライクな内装なのだ。



入り口を入ったら、どこにエレベータがあるのかな、と迷うくらいに広くてきれい。

エレベータもホテルライクなデザインで、案内の人に「スイスホテル(かつての南海サウスタワーホテル)からパクってきたようなエレベータですね。」と言ったら、笑っていた。

建設前のモデルルームの説明で既に知っていたが、9階がロイヤルホテルからモーニングのためのパンなどが販売されている広いマンションのロビーで、マンションの8階までが自走式の駐車場なのだ。

タワーマンションは、見晴らしがウリなので、ビルに囲まれて見晴らしのあまり良くない下層を駐車場として使ったことは、すばらしいアイデアだと思う。

それに9階のロビーは、普通のマンションと明確にレベルが違うというステータスを無言で伝えている。
次の写真が、コンシェルジェと来客用の打ち合わせなどができる9階ロビーである。



比較的人気の高い、北西の角部屋を見せてもらった。
こちらの方角は、淀川から大阪湾、六甲山、神戸方面が見渡せる。今日のように天気が良ければ、明石大橋や淡路島を眺めることができ、すばらしい景観だ。

特にこのマンションは、特殊な工法によって、角に柱がなく床の端からガラスの壁が立ち上がっている。「ここで採用した工法は特許をとっていて、他社にまねができません。それに、結構難工事だったらしく、工事に携わった企業は二度と作りたくないと言っているんです。東京の建設業者の方もよく見学に来られますよ。」と胸を張っていた。

確かに、角部屋のガラスの壁に囲まれた居間とキッチンは、巨大なガラスを通して見えるすばらしい景色とあいまってとても素敵だ。




このマンションの場所は、JR福島駅から徒歩5分、大阪駅から徒歩12分と、通勤などには便利だ。
近くには、小さいながらも公園があり、その向こうにシンフォニーホールがある。また、周りに新築されたお寺や女子高校などがあり、町の景観としてはそれほど悪くない。また、近くのビルにコンビニ「ピーコック」ができており、日常の買い物も不便はないようだ。

ただし、マンション自体はほぼ敷地一杯に建っていて、土地に余裕はない。
周辺は、ビルや古い戸建が建っているが、汚い街のイメージは感じない。

周辺の将来性を見ると、マンションのすぐ近くに開発が間近に迫っている大阪駅北ヤードがあり、徒歩10分くらいで行くことができる。また、そこには、梅田北駅もできる予定だ。

そのため、販売当初は結構割高なマンションだと思われていたが、今の段階ではリーズナブルな価格と思われており、投資も含めてほとんど売り切っているそうだ。以下の写真は、マンションから工事中の大阪駅や、建設予定の北ヤード方面を望んだものである。



さすが、ボクのマンションが建設されてから10年の開きがあって、建物自体はすばらしいと思う。もう、以前のマンションのイメージを一新し、まさにホテルに住んでいる感覚である。しかし、ここまできれいにすると、ロビーも廊下もよそ行きのイメージになり、住民が落ち着かないのではないだろうかと心配になる。

少なくとも、ボクはこの建物とガラス仕様の部屋と内廊下、それにロビーなどは、とても気に入った。
周辺環境は、ボクの住んでいるマンションに比べて、北ヤードの楽しみはあるとしても、やっぱり川や遊歩道、広い公園、中之島、様々な施設に恵まれている分、ボクの住んでいるマンションの方に分があると思う。

従って、ボクにとってこのマンションは買い換えたいほどの明らかな違いはないとは言え、大変魅力的なマンションであることには、変わりはない。

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