2008年7月30日水曜日

タワーマンション・ライフ(80)空が一転かき曇り



高層マンションで、雷がすごいことは以前書いた。

今日も、快晴の天気から、空が一転かき曇り、大粒の雨が降ってきた。

いつもベランダから、大阪の街の風景を眺めていたのだが、そとの景色も大きく変り、同じ街を見ているとは思えないような風景になっている。



いつ、稲妻が光るかわからないので、うかつにデジカメを構えることさえ怖くなるのだ。

2008年7月28日月曜日

タワーマンション・ライフ(79)水の上でビール



大阪市内は暑い。

市内で、涼しい雰囲気を味わう方法のうち、ホテルやデパートで涼しく過ごすとか、喫茶店やパチンコ屋で過ごすなど、そんなフツーの方法では面白くない。

大阪は水都と呼ばれているように、街の中には多くの川があり、我が家の前にも堂島川が流れている。



その川にはいろんな船が行き来しているが、最近は観光船も頻繁に通っている。

そこで、この暑さを吹き飛ばすために、大阪市内の川を巡る「なにわ探検クルーズ」に乗り込むことにした。

今日、乗船したクルーズは「落語家と行く、なにわ探検クルーズ」と銘打って、落語家「笑福亭由瓶」さんが案内してくれた。

船に乗り込むとき、天井に穴が開いているように見えたので、乗客がそこから首を出して、周囲を見るのかと思った。

そして、橋が迫ってくると笛の合図で一斉に首を引っ込めるのだろうと。。。

実際は、首を出すことはなかったけど。。。。

しかし、船にはビールサーバが備えられていて、何と言っても水の上で飲む出来立てビールはうまい!!



見るからに暑そうな大阪のビル街を、水しぶきを立てながら走る冷房のばっちり効いた船の中で、冷たいビールをキューと飲むと言うことは、めっちゃ贅沢な気分になる。

今回、乗船したのは「ユニバーサルシティポート」からで、乗船する前に落語家の笑福亭由瓶さんとパチリ。

船が動き出してしばらくは、大阪の下町というか、工場地帯を流れる安治川を走るが、やがて船は堂島川に。。。

「天井を開けますよ」との声で、ググッと天井が開く。



橋桁の低い端に来ると天井はすぐに閉まるけど、開いたときは真っ青な空が見えて気持ちがいい。

そして、ボクの住んでいるマンションの側を通過して、高層ビルが建つほたるまちや中之島の都会らしい景色を眺める。

中之島公園を眺めつつ横堀川を通過して、最も大阪のにおいが濃い道頓堀川に到着。



周りは、遊歩道の工事中で、あまり情緒が感じられないが、見上げると、阪神タイガース優勝のときに若者が飛び込む戎橋やグリコの看板、かに道楽の看板などが見える。

とにかくここは「汚いけれど大阪じゃ」という雰囲気で、なかなか楽しい。

2008年7月27日日曜日

タワーマンション・ライフ(78)天神祭り


自分の住んでいるところで、どんなイベントが開催されるのかは、住むところを選ぶ重要なファクターであると思う。

それが、伝統や文化に基づいて連綿と続いているイベントなら、さらに誇りを感じることができる訳だ。

幸い、日本には歴史的なイベントが各地で開催されており、それが地域の一体化に結びつく絆となる。



ボクが住んでいる大阪の福島は、かつて、そう1000年くらい昔の平安時代には、海辺であったが、この地から藤原氏らの貴族から疎んじられた菅原道真公が大宰府に流される際に、地元の人たちに非常に親切にもてなされ、当時、餓鬼島と呼ばれていたこの地を「福島」と呼ぶことにしたそうな。

その後、道真公が大宰府で亡くなったことを知った福島の地元の人たちが祠を建てたのが始まりだそうである。

大阪天満宮より古く、由緒ある神社であり、夏祭りの天神囃子は勇壮で海外公演なども行っている。

今年も、7月24日の宵宮の日には、「上の天神」(福島天満宮)からの子供神輿が警察官や大人たちに守られて「中の天神」であるマンションの敷地にやってきた。

中の天神は第二次大戦の空襲で消失したため、現在はマンションになっているが、このマンションの入居には天神祭りのイベントに協力することが条件となっていた。



今年も、神輿のお旅所として、厳かに行事が行われていたが、暑い日差しの中で近所に夏が来たことを強烈に印象付けることとなる。

このときに、神輿で打ち鳴らされる笛太鼓の「天神囃子」が聞こえると、何かうれしくなる。



本宮の日には、少し離れた天満の大阪天満宮の「天神祭」が行われるが、こちらは日本三大夏祭りと呼んでいるだけあって、大規模な催し。

祭りの好きなボクは、よく大阪天満宮の境内に行って、猛暑の中で祭り気分に浸っていたが、今年は体が不自由で、そうもいかず、日中に歴史的な衣装で行われる行列「陸渡御」(りくとぎょ)を見に行くこととした。

木の枝影で涼しく見物できる場所を確保して行列を待った。



先頭の「催太鼓」(もよおしだいこ)から、次々と派手な衣装の時代行列が続く。

子供や女性を中心とした「傘踊り」も楽しそうで大好きだ。なんといっても、この衣装が素敵。

この近くの高層マンションに住んでいるK氏の孫娘も、素敵な衣装で傘踊りの輪に突進して行った。親たちもそれをうれしそうに見ていた。

こういう老若男女が一体になって参画できるイベントはとてもいい。



鐘、太鼓の音や、神輿の掛け声、花火の音と、この2日間は騒音がものすごく、とても仕事にならないビジネス街の会社も、応援に加わっているのだから、まさに地域一丸となったイベントなのだ。

2008年7月19日土曜日

タワーマンション・ライフ(77)中之島駅が完成間近


長期の工事がようやく終盤に入り、京阪中之島駅がほぼ完成したとのことで、今日はその見学会があった。

来週、予定されているなにわ橋駅から中之島駅までの「トンネルウォーク」に応募したけど、外れてしまったが、今日は予約なしで見学できたので、ちょっとうれしかった。

ボクがこれから使うであろう我が家から最も近い入り口から、ヘルメット着用で駅に入ったが、地上よりましとは言いえ中は暑い。

まだ、換気も空調も効かないそうで、ホームには工事のばい煙が立ち込めている。

コンコースの壁面は、木質系の部分と、波のイメージを取り入れた白いタイルの部分で構成されている。

国際会議場やリーガロイヤルホテルへの地下通路もほぼできている。



ホームに降りたが、その形は、京阪本線の終点である淀屋橋と同じような作りだ。

ホームの向かいの壁面にも木質系の資材が使われており、これはなかなか良い。

見学に来ていたおばちゃんが、「長い間、深夜まで工事の音がうるさくて寝られんかったわ。もうすぐ工事が終了すると思うと、うれしいわ。」と感慨深げに、案内のおっさんにしゃべっていた。

ボクの部屋でも、深夜までガンガン工事の音が聞こえていたが、これからようやく静かになる訳だ。

2008年7月15日火曜日

タワーマンション・ライフ(76)変ったなあ。。。




ほたるまちのまち開きがあってから、だんだん風景が周りの街に溶け込んできた今日この頃だけども、できる前は、どうなるんでしょうね、という感じだった。

この土地の前に建っていた大阪大学医学部付属病院だったけど、川の流れに沿ってカーブした、なかなかユニークな建物だった。



しかし、デジカメ普及以前に壊されたので、ボクが取った写真でも銀盤写真からここに掲載するのはちょっと面倒だ。

壊される前の建物の写真は少ないけど、大阪市の「はなしの名どころ」というサイトにその頃の建物の写真が掲載されていた。

ものすごく古い建物で、夕方になるとお化けが出そうな気味が悪い建物に見えたので、あまり近づく人もいなかった。
出典:http://homepage3.nifty.com/nadokoro/nadokoro/55-6/55minato.htm





この建物が撤去された後は、ボクが散歩の途中で撮影した写真が結構残っているので、これらの写真を見ながら、ほたる街以前の風景を思い出してみたい。



長い間、この場所は塀に囲まれた空き地で、人通りも少なく寂れた街のイメージそのものだった。

ときどき、工事の車両が中で掘削をやったり、塀の建て替えを行っていたが、ほとんど動きはなかった。



その後、土地の分割の話し合いがまとまったのか、土地の区分けなどが進み、まず検察庁や人事院が入る合同ビルの建設が始まった。これで、かなり周辺の街のイメージが変ってきたのだが、その西側の土地はなかなか変化がなかった。

そのうち、朝日放送の近くの大阪タワーが撤去されるとの噂が出たころから、朝日放送そのものの移転の可能性が出てきたわけだが、現在のほたるまちに移転になるというニュースが発表された後は、すぐに工事が始まった。

ボクは、自宅の近くなので、そのあたりをよく散歩していて、ときどき工事中の写真などを撮っていた。

そのうちのいくつかを見ながら、完成したほたるまちと比べてみたい。

でも、自宅から眺めた風景は、梅田の高層ビル群に代わってほたるまちのビル群が見えるようになっただけで、どちらかというと少し寂しくなったくらいだ。

でも散歩コースに、空き地があるより、それなりの建築物がある方が楽しいので、良かったと思っている。

2008年7月10日木曜日

タワーマンション・ライフ(75)蚊だ蝿だ!


今日、ベランダ側のガラス戸を開けようとしたとき、何匹かのハエを見つけた。

なんじゃ、こりゃ~。

このマンションに入って5年以上になるけど、複数のハエを発見したのは初めて。

どこから来たのかなあ。

ボクの家の表玄関から入ったとすると、多分、野菜か何かの食品に成虫か幼虫かがくっついていたんじゃないだろうか。

ベランダ側のガラス戸は、開けっぱなしになっていることが多いので、ご近所さんからやってきたのかもしれない。

しかし、1匹じゃなかったからなあ。。。



そう、そう。先月だったか、就寝中に蚊に襲撃され、目が覚めてからボクの大切な血を略奪されたのに気付いた。

蚊を1匹見つけたんだけど、残念なことに、反撃する武器がなく、全く無防備状態だったのだ。

こういうときは、メチャ悔しい。

今年は、害虫の当たり年か。

早速、夕方、駅前の薬店に出向いて、店内を探したが、虫除けスプレーはあったけど、武器となる薬品がない。



シューとスプレーを吹き付ける真似をしながら「おっさん、キンチョールっちゅうのちょうだい。」

「キンチョールね。へい、へい。」と奥の方の棚から、はるか昔に見覚えのあるキンチョールを出してくれた。

でも、現在、キンチョールなんぞという商品は、蚊や蝿に普通に使う薬品なのかなあ。

とりあえず、これさえあれば反撃体制を固められる。

もう、いつでも来いだ。

せっかく買ったキンチョールの威力を試したいので、こいつの賞味期限中に来るんだぞ。

今後2度と対戦する機会がないと、こんなでかいキンチョール、じゃまになって仕様がないよ。

2008年7月9日水曜日

タワーマンション・ライフ(74)七夕と梅田と密談

今日は、知人の弁護士とおしゃべりするために梅田に行った。

途中、銀行に立ち寄ると、ありゃま、七夕飾りが。。。



そうか、今日は七夕なんだ。

子供の頃は、各家庭で笹の葉に短冊をいっぱいつけて七夕を祝ったものだが、最近では商売の1つの手段として七夕を飾るだけの風習になってきた。

どうも、クリスマスなどのように、宗教上のイベントでも何でも金を儲けるための手段になってしまい、もともとの意義が失われていくのは寂しいものだ。

梅田もどんどん風景が変りつつあるけど、大阪駅をちょっと100mほど離れると、それほどの変化もない懐かしいエリアに出てくる。




時間合わせのために梅田を少し歩いてみた。


それから、大阪駅前ビルの地下街に入ると、ある飲み屋にも七夕飾りが。。。

ケータイで撮影しようしたところ、ちょうどお店に和服のきれいなお姉さんが入るところだったけど、タイミングが悪く七夕飾りの陰になってしまった。



ブログに写真をアップするには、個人情報保護の観点からちょうど良かったんだけどね。

良く行くお店には七夕飾りはなかったけど、店長に「今日は七夕サービスしてる?」なんて、聞いてみた。



「ん?。今日は七夕かぁ。忙しくて忘れてしもてたがな。」

「ぼろ儲けで、忙しくていいねえ。」

「あほ、言わんといてえな。この暑い中、必死で働いてギリギリなんやで。」

「前の店の場所は、もっと暑かったね。」

「そうや、同じビルの中とは信じられんくらい、温度が違うやろ。以前は、暑くて客が寄り付かんかったわ。」

「暑くて、余計ビールが売れるじゃん。」

「暑すぎて、ビールも飲む気にならんかったらしいな。」

このお店、中生ビールがなんと280円というとってもリーズナブルなところが好き。



そんな話をしていると、目的の人が来た。

街にも、親しく話ができる友達がいるというのは、とても楽しいことだ。

それに、自宅の近くに梅田と言う楽しい世界があるというのも、ちょっと幸せ。

2008年7月5日土曜日

タワーマンション・ライフ(73)大阪駅はもうめちゃくちゃ


最近、大阪駅から発車する電車をしばしば利用する。

最も近い駅は、JR新福島なんだけど、これは神戸や福知山方面に限られる。

和歌山なんかには、環状線福島駅が最寄だけど、特急や急行が止まらない。

そこで、最も便利な大阪駅に向かうことが多いんだけど、自宅のマンションの玄関口でタクシーを拾って、日によって違うが、調子がいいと5分くらいで大阪駅に到着する。

最近、大阪駅に近づくと運チャンに「お客さん、今日はどこにつけましょうか。」と尋ねられることが多い。




「中央口が、エスカレータに近いので、そっちにして。」 と言うと、

クルマを駅の近くに寄せて「今日は、このあたりから入れそうですな。」

「えっ、毎日、入り口が変るの?」



「そういうことでもないんですが、あまりの変化にタクシーもウロウロしてるんですわ。」

確かに。

そこいら中、バリケードで、ここを通るとどこに出るのかがよく分からん。

この間なんか、「西口が改札口に便利ですよ」と言われて下車したが、降りた場所からどうしても改札口まで到達できず、結局大回りして中央口に行ったもんだ。

駅の表側は大丸の拡張工事にかかっており、駅の裏側は巨大ドーム型の駅舎になる予定だ。




駅裏(つまり、ヨドバシカメラの方面)に出るにも、その都度通路が変化していて、この通路を歩けばどこに出るのかこちらもよく分からん。

それに、朝の8時頃だとそろそろラッシュアワーに入るかな、という時刻で、杖をついているけど、走る人が多くて結構ヤバイことがある。

ホームに出ると、人ごみでほとんどホームが見えないし、乗客もボクが杖を使っていることが認識できない。

それでも、8時くらいだとまだホームを横切るなどが可能だけど、8時半くらいになると、もう駅の中を障害者がウロウロできる余裕はなくなってくる。

しかし、古い駅舎の天井にあった素敵な彫刻などは、新しい天井カバーに隠されてしまったり、じゃんじゃん工事が進んでいる。

観察していたら、多くの乗客が、あれ?という顔でキョロキョロして、あっちへ行ったりこっちへ行ったりしている姿を見て、思わず微笑んでしまう。



そりゃそうだ。

結構、大阪駅に馴染んでいる筈のボクが、来る度にあたふたしているんだもんね。

とにかく、普通どおりに駅としての機能を維持しながら、順次大改造をしているんだから、工事を進めるほうの苦労も良く分かる。

まあ、かなり大変なことだと思うよ。



なんせ、ものすごい人とクルマがウロウロしている中での大工事だもんね。

しかし、完成予想図なんかを見ると、結構、すごい駅になりそうで、「この際ヤッタレー」と応援したくなるんだ。

2008年7月2日水曜日

タワーマンション・ライフ(72)今日も散歩


今日も、リハビリのために、自宅付近を散歩した。

街がどんどん変っていく様子を眺めながら歩く。

街の中とはいえ、まだ緑が少しは植えられており、気持ちがいい。