2008年2月17日日曜日

タワーマンション・ライフ(49)山に囲まれて。。。


最近、自宅に訪ねてきた人が「あれっ、大阪って完全に山に囲まれてるんやねえ。」と関心したように話しかけた。

確かに、都心に住んでいるとビルばっかりで山が全く見えない。

しかし、南の方角に帰宅する人は金剛山が迫ってくるだろうし、東の方角に帰る人は生駒山を越えて奈良に入るし、北に帰る人は五月山に、西に帰る人は六甲山を常に眺めているだろうから、山が見えないのは都心に住んでいる人たちだけである。

ところが、タワーマンションに住んでいると、ビルなどの建物群の向こうに必ず山が見えるのだ。



自分の家に入った瞬間、町の喧騒から、一気に静かな空間と遠くの山々の自然な眺めが手に入ると言うタワーマンションの魅力はこたえられない。

マンションに移り住んだ最初の頃は、街の高層ビル群と高速道路を走る自動車の流れに感動した。特に、夜の風景は、ほとんどビルの窓と車のライトがすべてで、他の風景を消し去ってさらに映えてくる。それに加えて、着陸態勢に入った航空機のライトもすてきだ。

次に、川の流れや遠くの山の姿、広い空に浮かぶ雲が素敵に感じる。これは、昼の姿であるし、窓から見える遠くの自然から成る背景でもある。

それから、建物それぞれの特徴などが面白くなる。あそこに見える不思議な形は何だろうとか、あ、大阪城が見えるとか、粋なスタイルのビルだなあ、などに興味が移るのだ。

その中で、山がクリアに見えるのは、月に4、5日じゃないかなあ。

山がくっきり見えたときは、外を眺めていてもなんかうれしい。

電車を乗り継いだりして山際まで行くことなく山が見えるのって、ものすごく得をした気分になるのだ。

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